
私はずっと小学校は、「家庭+習い事=勉強+遊び」、「学校=遊び」と思っていました。
(もう2年生の2学期の途中、、、)
半分は合ってるけど、残りの半分は、家庭以外の環境、、、
~ も く じ ~
”非共有”環境(学校などでの友だち関係)って超重要!

親の遺伝は半分、学校などの家庭以外の環境「非共有環境」によって決まってしまう、、、
親の遺伝によって半分は決まっていて、さらに言語能力以外の部分は、学校などの家庭以外の環境、つまり「非共有環境」によって決まってしまうということです。

では、親が子どもにできることは無いのでしょうか? いやいや、大アリです。
子どものために、親も勉強しましょう。
知っていると知らないとでは、圧倒的な差になってしまう可能性があります。
親が環境を整える

非共有環境(家庭以外、学校など)を整える!
そして、言語能力以外は、共有環境(家庭)の影響はほとんど無いという研究結果があります。
同年齢の仲間との関係を重視するそうです、、、
ならば、親は何もする必要が無いのか?そうではありません。
子どもに合った非共有環境を用意してあげられるのは、親だけです。
より良い学校や習い事を探して、子どもに提案することは可能です。
いえ、自分で調べて、自分で判断して(子どもには○○がいいかなって、「自分で決めさせる」ことは忘れずに!)、家庭外の環境を整えて上げることは親でも可能であることも示唆してくれています。
【1】遺伝
容姿や身長・体重、一般知能や数学的能力、音楽的才能、運動能力の遺伝率は約8割です。
これは「運動神経抜群の親からは8割の確率で運動神経に優れた子どもが生まれる」ということではなく、「ある子どもが運動神経に優れているとその8割は遺伝で説明できる」ということです。
「生まれが半分、育ちが半分」なんて、容姿、一般知能、数学、音楽、運動能力(及び発達障害)に限って言えばウソっぱちです。
「ほぼ遺伝」と言っても過言ではないでしょう。
「生まれが半分、育ちが半分」というのはココですね。
【2】共有環境(家庭)
共有環境とはつまり、家庭内環境です。
「育ちが半分」の”育ち”はコレだと、普通は思いますよね?
しかし、家庭内環境は子どもの性格や能力に影響を及ぼさないことが一卵性双生児の研究でわかっています。
家庭内環境が「影響を及ぼす」と言えるのは唯一、言語性知能のみ(遺伝率6割弱)。
つまり、母語(日本語)を教え、どんな言葉遣いをするか教えることですね。
「子は親の言葉遣いを真似る」です。
【3】非共有環境(家庭以外、学校など)
非共有環境とはつまり、友達付き合いですね。
どんなところに住み、どんな友達と遊び、どんな子ども時代を過ごしたか。
はい、これが「育ちは半分」の”育ち”ですね。
性格や気質の残り半分はもちろん、社会性や役割は、ほぼ非共有環境で決まります。
遺伝でほぼ決まっているはずの能力面ですら(微力ながら)影響があり、「友達は選びなさい」は真実ですね、、、
『子育ての大誤解』ジュディス・リッチ・ハリス

『子育ての大誤解』ジュディス・リッチ・ハリス
この革新的な発達理論を提唱したジュディス・リッチ・ハリス氏は、“サイコロジカル・レビュー”という世界最高峰の心理学の理論誌に「小さなころ親の育て方が子どもの知能や性格を決める、というのは間違いである」ことを発表しました。
この論文は、アメリカ心理学協会という世界の心理学の中心的な学会から、優れた心理学論文に与えられる“ジョージ・A・ミラー賞”を受賞し、学会の注目を集めました。
数多くの遺伝学・心理学などの研究を網羅しているハリス氏は、子どもの発達には、“遺伝”と“環境”という要素があるが、この“環境”というのは、親のことではなくて仲間集団のことであると主張したのです。
つまり、親子が似ているのは遺伝であり、虐待さえなければ育て方の影響はないと言い切ったのです。
いっしょに育てられようが、別々の家庭で育とうが、一卵性双生児は同じようによく似ていた。
そればかりか、同じ家庭で育った二卵性双生児よりも、別々の家庭で育った一卵性双生児のほうがずっとよく似ていたのです。
行動遺伝学者も心理学者も、なぜ性格や能力のほとんどで共有環境(家庭)の影響が見られず、(家庭以外の)非共有環境の影響がはるかに大きいのか、その謎を解くことができなかった。
そこに大学の博士課程への進学に失敗したハリスが、アカデミズムの外側から、「子どもは友だち関係のなかで人格を形成していく」という思いがけない仮説を提示しました。
世間では、子育てを経験した人も含め、親の育て方が子どもの人生を決めると強く信じられている。
そしてこれが、子育て中の親にとって強い心理的負担となっている。
子どもが社会や学校に適応できなければ、それはすべて親の責任なのだ。
だが現実には、どれほど頑張ってもなんの成果もないことも多い。
なぜなら子どもは、友だち関係を優先して親のいうことをきかないように「進化論的にプログラムされている」のだから。
書店には幼児教育の本があふれ、「AI(人工知能)に仕事を奪われないような知識や技術を身につけさせよ」と説く。
それは間違ってはいないとしても、知識社会化の進展によって親の負担と不安はますます大きくなっている。
子どもは遺伝的な違いを活かし、自ら選び取った友だち関係のなかで「キャラ」をつくり、自分の道を歩き出すのです。

しゅんぞうのまとめ


”非共有”環境(学校などでの友だち関係)って超重要!
親の遺伝は半分、学校などの家庭以外の環境「非共有環境」によって決まってしまう、、、
子どもは、【友だち関係の中で人格を形成していく】のは、半分は納得。
でも、半分は「子は親の鏡」である、、、と信じています。
子どもは遺伝的な違いを活かし、自ら選び取った友だち関係のなかで「キャラ」をつくり、自分の道を歩き出すはず、、、
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子どもが1歳になる頃、1冊の本を手に取りました、、、それが、ドロシー・ロー・ノルトさんの『子は親の鏡』。直ぐに買いに行って『子は親の鏡』をコピーしてトイレに置いてます。
好奇心を抱き、好きなものを観察する。その繰り返しで、絵がどんどんうまくなる。絵を描くことが喜びになり、創造的行為に昇華する!なので、仕事で子どもに会えないので、息子へ手紙と絵を描くことにしました。、、、
「新聞を読もう!」と言っても、なかなか読んでくれない。いろいろ頑張って、でも焦らず、子どもが興味を持つようにあれこれとしてきたが、とうとう、、、
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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小学校 2年生(小2)を持つ親です。