
前回、子どもにお金を稼ぐことをどう教えるべきか?ユダヤの教えを参考に。で、お金の概念について一緒に考えていったのですが、それでは、我が家では?
「生きる力=稼ぐ力」では、ユダヤ教の教えより、「良い成績をとれば、それだけ多く現金をもらえるので勉強を頑張る」というわけです。
「頭が唯一の確実な資産」であることを念頭に置いて、話していきます。
~ も く じ ~
子どもに勉強すれば現金をあげる


悩んだ経験はありませんか?
子どもの努力や結果に対してご褒美(特に金銭)を与えることに、なんとなく後ろめたい思いを抱くのは何故でしょう。
それはやはり、「ご褒美がなくても自主的に頑張ってほしい」という気持ちがあるからではないでしょうか。
「ご褒美がないと努力しない子になってしまうかも……」という不安もあるかもしれませんね。
子どもが「○○するのが楽しい!」という純粋な気持ちで頑張っている場合、ご褒美として金品を与えると、かけがえのない頑張りに価値をつけてしまうことに、、、
そこに抵抗感が生まれる方もいるでしょう。
教育経済学者である中室牧子さんの『「学力」の経済学』の中では、紹介されている実験で、勉強に関してその心配はないという結果が出ました。
つまり、ご褒美を与えても「一生懸命勉強するのは楽しい!」という気持ちや、勉強に対する好奇心・関心は失われないということがわかります。
小学校中~高学年以上になると、お金をご褒美として与える方が、意欲がより高まるという実験結果があります!
金融教育を同時に行えば、子供たちは無駄遣いもせず、堅実にお金を使うということも研究で明らかになっています。
お金を渡す時の明確なルール
ただし、子どもをお金で釣るには、明確なルールが必要です。
気まぐれな発言や、場当たり的な対応は、子どもの信頼を失うだけでなく、「どうせやっても無駄」と、悪い意味で大人の世界を教えてしまうことになるからです。
例えば、
テストの順位に応じてお金を上げていたけど、予想以上に子どもが勉強したので、ほぼ毎回お金を渡す結果になってしまった、、、
このままではマズイ(お金を渡しすぎる)ことになると心配し、

と、勝手にルールを変更し、お金を貰える条件のハードルを上げてしまうのは厳禁です。
大人の都合でルールを勝手に変えることのないように、ルールは綿密に慎重に作りましょう。
現実世界では、ルールは守る側よりも作る側が圧倒的に有利なもの。
子どもの夢を壊さない為にも、大人こそルールをしっかり守るようにしましょう。
お金の使い道
お小遣いの使い道は、各家庭で決めておくといいでしょう。
おすすめは、子どもと話し合って決める方法です。
親から「こうしなさい」と決められると、子どもは納得できなかったり、反発したくなったりするもの。
それよりも、子どもと話し合った上で、まずは子どもに決めさせてみましょう。
自分で決めたことですから、お金を使いすぎて失敗しても子ども自身が反省し、次に生かせますよ!!
子どもたちのおこづかい事情【小学生編】

子どもが成長してくると、いずれは考える必要が出てくる「お小遣い」。
我が子にはいくらのお小遣いが適正でしょうか?
他の家庭はどのぐらいのお小遣いをあげているのでしょうか?
そんな子どもたちのお小遣い事情をのぞいてみます。
各家庭においては、お小遣いを子どもに「定期的にあげる」「必要な時にだけ渡す」「お小遣いは渡さない」など方針は様々でしょう。
月に1回渡す家計のお小遣い平均額を見ると、次のとおりです。
データはすべて金融広報中央委員会「暮らしと金融なんでもデータ」(平成26年度)より
小学校低学年
- 最も多く回答された金額 500円
- 平均額 949円
- 最も多い回答の金額帯 500~700円(21.7%)
- 次に多い回答の金額帯 100~200円(17.8%)
小学校中学年
- 最も多く回答された金額 500円
- 平均額 896円
- 最も多い回答の金額帯 500~700円(27.3%)
- 次に多い回答の金額帯 1000~1500円(19.7%)
小学校高学年
- 最も多く回答された金額 500円
- 平均額 1087円
- 最も多い回答の金額帯 500~700円(37.6%)
- 次に多い回答の金額帯 1000~1500円(29.9%)
>>> 暮らしと金融なんでもデータ
低中高学年のいずれも、最も多く回答されたおこづかい額は、500円でした。
高学年になると1,000円~1,500円の金額帯の回答の比率が上がってきます。
お小遣いのもらい方では、学年が上がるほど定期的なおこづかい制の比率が上がっていきます。
我が子のお小遣い事情は?

うちは、定期的なお小遣いはあげていません。
すべて、成果報酬です。
プリント1枚につきとか、勉強を1科目とか、日記とか、10円です。
その他には、学校のテストの点数で、5回100点を取れたら1,000円。
漢字検定、算数検定、スイミング、そろばん検定、JET(Junior English Test)で、級を取れたりしたら、1,000円です。
だいたい、1ヶ月で3,000円~5,000円ぐらいかな、、、
あ!学校の宿題は宿題なのであげていません。決められたものって。
成果報酬は、自分で自主的に(能動的)に勉強しているというわけです。
(まあ、、、やらせているのだけど、、、)
子どもと話し合った上で、子どもに決めさせています!!
しゅんぞうのまとめ
さて、今回は『お金で釣る~子どもへのご褒美~!我が家のお小遣い事情! 』というお話でした。
お小遣いの渡し方に、正解はないと思っています。
家庭の方針や子どもの性格によっても、最適な渡し方は異なるはずですよね。
子どもにお金を稼ぐことをどう教えるべきかで、小さい内から「お金を良きもの、清いものと考え、営利欲求を肯定する」ことを教えてきた成果を実を結んでくれたらいいですね。
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子どもにお金を稼ぐことをどう教えるべきか?ユダヤの教えを参考に。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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小学校2年生を持つ親です。