
2018年1月5日(金)の朝日小学生新聞に掲載された「孫正義育英財団」のお話です。
第1期生が成果をプレゼンした様子を掲載されていたようです。
孫さん・・・もうすごい、、、とても一言では言い尽くせないのです………。
~ も く じ ~
「孫正義育英財団」で異才を発掘し、刺激し合う

⇧ 稀代の実業家による孫正義さん。
言わずと知れた孫正義さん。
ソフトバンクグループの創業者として知られ、ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長や、ヤフー取締役、スプリント会長、アーム会長、アリババ取締役、福岡ソフトバンクホークス取締役などを務める。
その稀代の実業家による孫正義が異才を育てるために設立した「孫正義育英財団」のプロジェクト。
【未来を創る人材の支援】
≪「高い志」と「異能」を持った若者に自らの才能を開花できる環境を提供し、人類の未来に貢献する≫を目的として掲げている。
孫さんだからこそ、有言実行の上に、【未来を創る人材の支援】を目的としているんだな~と、改めて思います。
「孫正義育英財団」
2017年設立。
25歳以下が対象で、1100人の応募の中から第1期生として96人が選ばれました。
約半分が小学生を含む10代です。
今年、第2期の募集をする予定です。
孫さん「(第1期生が)すごい挑戦をしていてワクワクしました。雑談していても目が輝いていましたね。そういう若い学生に来てもらいたい」。
朝日小学生新聞2018年1月5日より
1期生の成果のプレゼンでドラえもん!?

慶應大学大学院 理工学部の大澤正彦さん。
突き抜けた才能(異能 ≪ いのう ≫)を持つ若い人たちを支援する「孫正義育英財団」が12月末に、第1期生の代表者が半年間の成果を発表しました。
その中で、
「ぼくはドラえもんをつくる男」とプレゼンしたのは、慶應大学大学院 理工学部の大澤正彦さん(24歳)。
小学生の時に、ドラえもんを作りたいと思いました。
そして現在までその気持ちを志として突き通してきました。
最初の一歩としてはじめたのが、ドラえもん同じ形をした小型ロボ「ミニドラ」作りでした。
進める中で大澤さんは、「自分1人では、できないことに気がついた」といいます。
ロボットやプログラミングの技術、生き物の知識などを持つ仲間が必要です。
そこで、半年前から人を集め始め、今では財団のメンバーを含めて、約100人の仲間ができました。

彼は、東京工業大学附属科学技術高等学校を主席卒業し、慶應義塾大学 理工学部を首席卒業。
その時、「全脳アーキテクチャ若手の会」設立者だったそうです。
現在では「みんなでつくるドラえもん」をコンセプトに、研究やコミュニティ形成にも力を入れています。
『孫正義育英財団も、私にとっては「ドラえもん」という志を叶えるための最高のチームです。』
まさしく、子どもの頃から努力し続けて、さまざまな得意分野を持つ人と仲間(「異能」そろって刺激し合う)になることが「孫正義育英財団」の狙いです。
第1期生の中に・・・あの人が!?
テレビのクイズ番組に次々出演して一躍有名になった東京大学の水上颯さん(22)。
開成高校から東大理科3類に現役合格、現在は医学部の学生だ。
「イケメンクイズ王」と女性ファンも急増している。
実はソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義氏も早くからこのクイズ王に注目、「孫正義育英財団」の異才支援プロジェクトにも水上さんの知恵を借りたほどだ。
2015年、「未来の人材となる天才を探し、支援したい」と考えていた孫氏は、クイズ番組で水上さんを見て、「この子、すごいな。ぜひ会いたい」と一目ぼれ。
>>> 2018年4月1日 日経電子版より引用
孫さんは、水上さんらの助言も参考に異才支援プログラムをスタート。
全国から応募を募り、17年7月に書類選考や面接で8歳から26歳までの異才96人を選びました。
孫さんは、AI(人工知能)分野に並々ならぬ関心を持っているのを有名な話。
水上さんら96人の異才に対してこう語りました。
「君たちは、AIが人類の知的能力を超える『シンギュラリティー』の時代が到来するときに、人類を代表する可能性のあるリーダー候補だ」
財団の96人のメンバーには、交流を深められるようプロジェクトルームを提供。
部屋には常に十数人のメンバーが集まり、最新技術に関して論じ合ったり、様々なプロジェクトの企画案などを練ったりしています。
「シンギュラリティ」ってなに?
シンギュラリティは、もともと「特異点」を意味する言葉です。
数学や物理学の世界でよく使われる概念です。
たとえば宇宙物理学の分野では、ブラックホールの中に、理論的な計算では重力の大きさが無限大になる「特異点」があると考えられています。
もちろん、孫正義氏が「見てみたい」といったシンギュラリティは、ブラックホールとはまったく関係がありません。
こちらは、ただの特異点ではなく、正式には「技術的特異点(テクノロジカル・シンギュラリティ)」といいます。
それが今では、単に「シンギュラリティ」といえば、この技術的特異点のことを意味するようになりました。
シンギュラリティーとは、簡単にいってしまうと技術が進歩する速度が「倍々」のペースで加速すること。
今後のテクノロジーは、わたしたちが予測できないスピードで発展していくそうです。
孫さんがなぜ「孫正義育英財団」を作ったのか?
数年前に社長退任をほのめかしたソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は今でも同社の経営を主導し続けている。
10兆円規模のビジョンファンドを率いて自ら世界のIT革命の加速にも乗り出した。
だがその一方で、自分のような「異能」を発掘し育てていくことも忘れない。
異能とは異彩を放つ優秀な人材を指す。
孫さんは、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏や、アップルのスティーブ・ジョブズ氏らとの自らの出会いを引き合いに出し、「異能の人たちとできるだけ早く知り合って、刺激し合うことでさらに自分が高みに行くのは本当に大切なんだ」と96人の異才に対してこう語りました。
孫さんは「これじゃ世界のリーダーには勝てない」と昔から嘆いていた。
元々孫さんは、社内外から「ソフトバンクグループの後継者を目指す人」を募集する「ソフトバンクアカデミア」を2010年から始めている。
そうした若い世代との出会いが孫氏の「異能支援のための財団」というアイデアの根底にあるようだ。
孫さんが財団設立の挨拶やシンポジウムで常に強調するのが「シンギュラリティ時代の人類の可能性」。
大きな社会変革をもたらす技術の特異点(シンギュラリティ)の到来が迫るなかで、「人は完全に技術に支配されるのか、それとも“考える葦”としてさらに対応できる存在になるのか」という危機感です。
孫さんは、「暗記だけならば、コンピューターの方が優れている。しかし優れた知能や潜在能力を持っている人たちに、ぜひいろいろな意味で考えてほしいのだ。考えに考え、考え抜いて、我々人類の将来のために役立ってほしい。そのために財団をつくった」と。
我が子にも、“考える葦”としてさらに対応できる存在になるべく、考えに考え、考え抜いていってほしい。
役員一覧
■ 代 表 理 事
孫正義 | ソフトバンクグループ代表
■ 副 代 表 理 事
山中伸弥 | 京都大学iPS細胞研究所 所長/教授
■ 理 事
五神真 | 東京大学総長
佐藤康博 | 株式会社みずほフィナンシャルグループ 取締役会長
國部毅 | 株式会社三井住友フィナンシャルグループ 取締役社長 グループCEO
青野史寛 | ソフトバンク株式会社 専務執行役員 兼 CHRO/CCO
■ 評 議 員
羽生善治 | 日本将棋連盟棋士
熊田博光 | 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 顧問
Bernhard Hodler | ジュリアス・ベア 最高経営責任者
永井浩二 | 野村ホールディングス株式会社 取締役兼代表執行役グループCEO
小林啓文 | 小林啓文法律事務所 弁護士
孫泰蔵 | Mistletoe株式会社 ファウンダー
■ 監 事
山田淳一郎 | 税理士法人山田&パートナーズ 名誉会長
中村直人 | 中村角田松本法律事務所 弁護士
そうそうたるメンバーが並んでいます…….。
支援の太っ腹さ
「孫正義育成財団」の大きな特徴は、支援の「太っ腹さ」にある。
応募できるのは、応募時点の年齢が25歳以下で、国際大会や全国大会規模のコンテストで優秀な成績を収めたり、国際的に通用する資格を持っているなどのうち1つの要件を満たせばよい。
各種の支援のなかでも、目を見張るのが支援金の給付額だ。
例えば、米ハーバード大学で学ぶには学費と寮費など最低でも年間700万円はかかる。
4年間で3000万円だ。
財団は、「学費と一般的な生活費、渡航費を全額援助する」(孫正義育英財団・源田泰之事務局長)。
ほとんどの育英財団では、基金の運用益から支援金を捻出するので、「月額15万円まで」といった上限がある。
運用益の多寡によっては支援金が減るケースもある。
それに比べると、「孫正義育英財団」の支援の“太っ腹”ぶりは突出しています。
今後、年間30人程度と見込む財団生が増えてきて、その支援金額も増える一方になるが、源田事務局長は、「必要額が増えれば増えた分だけ孫代表理事が私財から供出する」という。
まさしく、孫さんだからできること。
しゅんぞうのまとめ


財団を立ち上げた、ソフトバンク会長の孫正義さんは、
異能が集まってお互いに刺激し合う、これが何よりだと思います。
脳は、何かの刺激があって活性化します。
雑談の一言でも、これまた刺激になるんです。
「異能」がそろって、「刺激」し合う。
孫悟空が、ベジータやいろんなライバルをそろって刺激し合って、さらに強くなる!
あ、、、孫悟空と孫正義は、同じ苗字なんだ…….。
ブログの趣味が高じて、刺激し合えたらいいなと思う今日この頃です。
そのためには、ブログの本数をもっとあげないと・・・・・。
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「新聞を読もう!」と言っても、なかなか読んでくれない。いろいろ頑張って、でも焦らず、子どもが興味を持つようにあれこれとしてきたが、とうとう、、、
応募作品数は、31,622 点。広島が最も段違いで多い応募作品数で、3,051点。2位の神奈川の2,185点。広島では、こういうの好きだもんね。私が一番凄いと感じたのは「わたしのカイミジンコ」。どんどん疑問が出てきて、それを調べて、次々と発見しています。そのレポートから作品を見て、意欲・執念に感動です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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小学校 2年生(小2)を持つ親です。