
今、私は介護支援専門員(ケアマネージャー)に支援してもらっています。
(ただ、妻がいるし、不要だと思いますが、、、ケアマネージャーって何してる人なんだろう、、、って思います。。。)
まあ結局、週に2日×1時間、理学療法士・作業療法士が1名、言語聴覚士に1名、見てもらっているから(訪問介護を受けている)、そのために介護支援専門員(ケアマネージャー)は、必須なんだと思っています。
ちなみに、物凄くザックリ言うと、、、
- 理学療法士【りがくりょうほうし】・・・足
- 作業療法士【さぎょうりょうほうし】・・・手
- 言語聴覚士【げんごちょうかくし】・・・言語
です。
何とか療法士とか、未だによく分かりませんよね、、、
PT【Physical Therapist】(理学療法士)、OT【Occupational Therapist】(作業療法士)、ST【Speech-Language-Hearing Therapist】(言語聴覚士)だって、、、
難しいね。
~ も く じ ~
言語について
ところで、週1日の言語聴覚士に聞いてみました。

- 【聞いて】理解する
- 【読んで】理解する
- 【話す】
- 【書く】
【1】【聞いて】理解する と 【2】【読んで】理解する は、軽度(けいど)。
【3】【話す】 と 【4】【書く】 は、中等度(ちゅうとうど)。
( 正常 < 軽度 < 中等度 < 重度 )
そう言えば、私が文章を書けるようになったのは、6ヶ月の入院生活で、メールを打てるようになった時です。
入院後、3ヶ月してから携帯メールを打てるようになったことを、今でも覚えています。
それでも、文章が、、、
「おはよう。」
「おやすみなさい。」
です、、、
「お」「や」「す」「み」「な」「さ」「い」「。」
って、簡単に打てるでしょう。
いやいや、私には、難しいです。
「お」
「は」→「や」
「つ」→「す」
「ま」→「み」
「さ」→「な」
「い」
「ひらがな」が書けないからです。。。
「おやすみなさい」 → 「おはつまなさい」 って、、、
「お」と「な」「さ」「い」しか、合っていない、、、、、、
しかも、たった1文だけでも、凄く遅くなってしまうのです。
でも、スマホの文字入力があって助かりました。
ホントに、いい時代に(パソコンがあって)生まれて良かったです。
それでも、6ヶ月の退院時には、
「ありがとうございました。それでは、お元気で。」
というように、1文から、2文ぐらいは書けました。
(今はブログ書いていますが、それでも、頭の中身は、倒れる前の60%【対 元気だった頃の自分比(イメージ)】です。)
▼言語聴覚士の練習です。



漢字の書き取りは息子と張り合っていた!
6ヶ月の入院生活を終えて、退院してから自宅で、言語聴覚士にいろいろ渡されたましたが、その内のひとつが、漢字の書き取りでした。
小学生3年生から小学生6年生まで渡されました。
まず、最初の頃は、ほとんど書けなくて、、、
(新聞とか本は、よく読めるのに、、、入院中もバリバリ読めてた、、、)
「書くこと」と「読めること」は、全く脳の回路が違っていたんですね!
息子がちょうど小学生3年生の勉強を始めたので、息子と張り合っていました。
最初の頃は、私の負けでした(しかも、圧倒的です。ほとんど丸がつかないです)。
今では、、、、、、(息子よ!もうちょっと頑張ってくれよ!【心の叫び!!】)
失語症【しつごしょう】ってなんですか?
脳の言語機能・高次の認知機能の障害が起こることにより、聞いた言葉を理解できなかったり、言いたい言葉が口から出なくなってしまう障害のことです。
失語症【しつごしょう】(聞く・読む・話す・書くことが困難となる)や構音障害【こうおんしょうがい】(呂律が回りにくくなる)などによって、コミュニケーションをとることが難しいのです。
よく言う「言葉の記憶喪失」のような状態であり、いったん獲得された言語知識が脳の損傷により失われてしまうことです。
言語中枢に障害が現れるため、話すことのほか、相手の言ったことを理解することにも障害が現れます。
失語症【しつごしょう】は、脳卒中や頭部外傷による言語障害であり、運動性失語(主に言葉を話すのが困難になる)や感覚性失語(主に言葉の理解が困難になる)等があります。
構音障害【こうおんしょうがい】は、神経や筋肉の障害によって、舌や口が動きにくくなり滑舌が悪くなります。
喚語困難【かんごこんなん】
物の名前が思い出せない。
わたし「あれ、どこ?」
妻「何か探してるの?クスリ?」
わたし「そうじゃなくて、今日来てたの・・・」
妻「今日来てたって、新聞かい?」
わたし「そうじゃなくて・・・」
妻「手紙かい?」
わたし「そうじゃなくて、でも・・・」
妻「あ、宅急便かい?」
わたし「あ!!そうそう!!」

今でも、喚語困難【かんごこんなん】です、、、
物の名前がちょいちょい思い出せません。
発語失行【はつごしっこう】
麻痺(まひ)では説明がつかない、口腔(こうくう)の働きのぎこちなさ。
綺麗に置き換わるというより歪む(ゆがむ)。
「りんご」 → 「ぎんご」
「でんしゃ」 → 「れんしゃ」
というように、同じ発話を繰り返した時、構音【こうおん】が一定しないです、、、
高次脳機能障害【こうじ のうきのう しょうがい】
高次脳機能障害とは、見たり聞いたりしたことを把握し理解する脳の認知の機能の障害のことです。
その結果、記憶や注意や認知において障害が起こります。
例えば、注意力が削がれやすかったり、集中力が長く続かなかったり、新しいことを覚えられなかったりします。
そのため言葉が出てこないのです。
認知症や記憶障害なども、高次脳機能の障害のひとつです。
この障害の方は、全国に約30万人いるといわれています。
リハビリによって、症状は改善されることが多いのですが、外見からパッと見て分かりにくく、またどこまでが正常で、どこからが障害かという判別が難しいことから、医療現場で見過ごされるケースがあります。
発音・発声の障害
言語療法では、発音や発声に関する障害もリハビリの対象とします。
声帯や舌、唇などを使う動作や、音を作り出す体の器官がうまく機能しないことにより起こります。
- 声の障害
大きな声が出なかったり、かすれ声になってしまったります。 - 発声の障害
例えば、「さかな」というところを「しゃかな」と言って、「さ」が「しゃ」という別の音に置き換わってしまったり、呂律(ろれつ)が回らなくなったり、音が省略される状態を指します。 - 吃音(きつおん)の障害
同じ音を繰り返したり、言葉が円滑に出ずに詰まったりすることを指します。例えば、「みみみみかん」と同じ音を繰り返したり、「みーかん、」音が引き延ばされたり、「・・・・・みかん」など、言う言葉がとっさに出てこず、詰まったりします。
失語症のリハビリの一例です。
・耳で聞いたり、目で見せたりして、言葉の理解力を伸ばす練習
・絵や文字を見て、その言葉を言う練習
・日付・名前など、自分にとって身近なものを紙に書く練習
・言葉以外の方法でコミュニケーションをとる練習
高次脳機能障害リハビリの一例です。
・注意力を強化する練習
・新しく体験したことを覚える力を伸ばする練習
・物事を計画し、順序立てて実行する力を伸ばす練習
失語症、高次脳機能障害のリハビリは、入院中は、毎日やりました。
絵や文字を見て、その言葉を言う練習は、
「りんご」を見て、「それ、何だっけ?」
で、入院中は一生懸命やりましたが、、、「それ、何だっけ?」、、、です、、、
退院してから、だいぶ経って、ようやく、このブログを立ち上げてるところです!!
頑張って!わたし!
しゅんぞうのまとめ

脳卒中の患者数は、年間147万人。
死亡率は昭和55年まで長い間トップでしたが、死亡に至る割合が減ったため、現在では第3位の死因です。
それでも年間13万人が亡くなっています。
交通事故の死亡者数が1万人、自殺者が3万人なので、13万人を多いと感じるか少ないと感じるかはひとそれぞれだが、発症時の峠を越せたとしても、運動麻痺や失語症などの後遺症に悩まされる患者さんが多いという。
「後が大変」。
それが脳卒中なのです。
あなたの役に立つ!? 関連リンク
- 私の1日を流れを書こう!ずっと家にいますが、結構忙しいのです、、、
- リハビリ【1】妻へ 入院中、毎日来てくれてありがとう。
- リハビリ【2】「たむら式リハビリ機【ゆうき】」お家で一人で出来るリハビリ機!
- リハビリ【3】「オルゴール療法」ってなんだ?!あれから1年ちょっと、その効果は?
- リハビリ【4】「堀尾さんの奇跡の復活研究所」直接会えて、話を聞いて良かった!
- リハビリ【5】「リンパ」ってなんだ?その効果は?
- リハビリ【6】「鍼治療(はりちりょう)」ってどうなった?仙人みたいなその顔で!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この記事が気に入っていただけたら、シェアしてくれると嬉しいです。
小学校2年生を持つ親です。